よくある質問

コンクリート改質材「ラドコン7」 Q&A


Q : 主成分は?

けい酸ナトリウム・カリウム・特殊な触媒で構成。

けい酸ナトリウム⇒水ガラス、カリウム⇒アルカリ金属⇒触媒⇒化学反応の反応速度を速める物質

Q : どの様な箇所で使用可能か?

コンクリート構造物やRC造りの建築物等

集合住宅の屋上・打ち放しコンクリート・プール・橋梁・床板・地下構造物・貯水槽など

Q : 使用目的は?

コンクリートの劣化抑制や防水・止水

Q : 使用することによりその効果は?

  • ひび割れからの漏水防止(エフロ防止)
  • コンクリートの中性化を遅らせる。
  • 中性化したコンクリートの再アルカリ化(アルカリ復帰)
  • アルカリ骨材反応の膨張抑制効果
  • 鉄筋腐食に対する抑制
  • 塩化物の侵入防止
エフロ⇒白華現象
コンクリートの表面に、浸出して結晶化した炭酸カルシウム。(白い物質)

Q : コンクリートに散布する事により、どの様に作用するのか?

  • コンクリート中に20mm以上浸透した「ラドコン7」は、コンクリート中の遊離した水酸化カルシウムと反応し、けい酸カルシウムの結晶及びシリカゲルがコンクリート中の細孔・空隙やクラックを閉塞する。
  • 散布後は密度の高いコンクリートに改質しているので、乾燥収縮や熱伸縮等によるひび割れが発生しても、雨水と接することによりコンクリート内に保護されたゲルと再び反応し、コンクリートのひび割れに追従して防水層が追従する。

Q : なぜ鉄筋腐食が抑制されるのか?

ひび割れ部の修復効果に優れている事や、コンクリート中に防水保護層を形成している為、外部から浸入する雨水や有害因子を遮断し、鉄筋の腐食を防いでいる。

Q : アルカリ骨材反応(ASR:通称アル骨と言う)に対しての効果は?

鹿児島大学の研究で、0.1mm以上のひび割れにおいては無塗布に比べ、塗布した場合は透水が抑制され、透水係数では100倍程度小さくなる事より、水分浸透を抑制する事で膨張が抑制される効果が確認されている。

アルカリ骨材反応⇒骨材中の特定の鉱物と、コンクリート中のアルカリ性細孔溶液との間の化学反応。
この反応により、コンクリート内部で局部的な容積膨張が生じ、コンクリートにひび割れを生じさせる。

Q : なぜ中性化したコンクリートが再アルカリ化するのか?

主成分はけい酸ナトリウム系でpH 11.2以上あり、強アルカリの製品である。
その為コンクリートに塗布した場合、アルカリが付与されたことによりコンクリート内に浸透して、アルカリが復帰する。
再アルカリ化したコンクリートは、20年以上中性化を遅らせる効果がある。(試験結果より確認されている)

中性化⇒空気中の炭酸ガスや車の排気ガス及び酸性雨等の影響で、コンクリートのアルカリ度が低下する現象。
コンクリート中の鉄筋は、強アルカリの中で腐食しない様に保護されている。
コンクリートのアルカリ度が低下して中性化すると、鉄筋の保護皮膜である不動態皮膜が破壊される為、次第に腐食が促進され爆裂が発生する原因となる。

Q : 塩害対策として使えるか?

コンクリート中に防水保護層を形成して、外部からの雨水や炭酸ガスなどの有害因子を遮断する為に、効果は期待出来る。

Q : 施工中に河川等に滴下した場合、問題ないか?

製品は無機物であり、全く問題はない。[JWWA Z108(2000)水道用資材浸出試験に適合]
又、施工中は吐出圧力を低く設定し噴霧するので、上裏部でも滴下する量(ロス)は非常に少ない。

Q : 施工管理方法は?

当社独自の方法で、塗布量確認マット工法「あか衛」(実用新案登録)で施工管理を行っている。
100m2あたり5枚の確認マット「あか衛」をランダムに設置し、マットに散布されたら、赤色に発色した事を確認。
「あか衛」が発色した事を確認後、5枚の平均重量から計算を行ない、規定量散布された事を確認する。(マット1枚1枚の検量値を塗布量測定表に記録する)

Q : 他社の施工管理方法は?

独自の管理方法を行っている会社もあるが、通常は材料受入検収と、空缶検収しか行っていない模様。

Q : 他社のコンクリート改質材との違いは?

けい酸ナトリウム系であれば、同類と思われるが、他社との比較検討は行っていないので解答できないが、けい酸質の配合量・触媒等の違いであると思われる。
唯一の違いとすれば、販売・施工実績年数の違い・大学での長期間に渡り共同研究によるデータ取り及び取得特許件数等が挙げられる。

Q : 施工方法は?

  • 「ラドコン7」の場合
    (例 床面で原液250g/m2を散布)
    高圧洗浄 ⇒ 散布 ⇒ 乾燥 ⇒ 散水 ⇒ 乾燥 ⇒散水⇒ 乾燥 ⇒ 散水

※施工後の散水時間までの養生時間(乾燥時間)は、季節によって変わる。
簡単な目安として、散布された箇所を手で触れて、ベタ付がなくなる程度が目安。(散水量は1.5L/m2以上必要。散水は重要な工程である。)

Q : 散布量は?

「ラドコン7」

  • 橋面・垂直面・屋上250g/m2
  • 上裏面・外壁 350g/m2

Q : 施工前の注意点は?

  • ジャンカ・ひび割れの補修を前もって行う。(補修箇所へ散布処理の上、補修を行う)
  • 高圧洗浄は十分に行うこと。
  • 金属類やアルミ材のある場合は、養生の必要が有る。
  • 乾燥面には水分の供給を、十分に行う。

Q : 施工後の仕上がりは?

散布された箇所は若干の濡れ色となる場合があるが、降雨・晴天と天候の回復ともに、既存のコンクリートの状態に戻る。

Q : ひび割れ幅は何ミリまで処理可能か?

微細なひび割れから、1mm程度までは対処する事が出来る。
1mm前後であれば、B液(カルシウム化合物)等の補助剤を兼用する事により、ひび割れ内部の隙間を埋める事が出来る。

Q : 何故、地覆部や高欄部及び歩道面にも散布した方が良いのか?

目視で確認しずらいひび割れが発生している場合があり、これがエフロ発生の原因になっている場合が多いので、雨水の入り口を処理する必要が大事である。

Q : 何故散水が必要なのか?

事前の散水は含水率がある程度高いほうが、含浸率が高くなり、事後の散水は反応促進効果を高める為に、絶対に欠かせないのが散水処理で、非常に重要な工程である。

Q : 処理効果は何年位か?

雨水等の供給が有る限り反応し続けるので、止水に関してはほぼ半永久的と思われる。

Q : LCC対策としてはどうか?

LCCの低減を図る事が出来る。

LCC⇒ライフサイクルコスト
構造物に生涯必要とされる費用の事。初期建設費であるイニシャルコストと保全費などのランニングコスト及び解体処分するまでの生涯と定義して、その全期間に要する費用により構成される。
その中で建設費は全コストの4分の1程度しか過ぎず、残りの4分の3はランニングコストだとも言われている。建設の初期投資を抑えただけでは、その後に発生する改修・維持・管理にかかるメンテナンス費用が逆に増える事もあり、ライフサイクルコストが増加する事にもなりかねない。
その為、ライフサイクルコストの低減を図るには、ランニングコストを如何に抑え、構造物の寿命を延ばすかである。

Q : 技術的なデータ採りは何処でやっているのか?

・鹿児島大学工学部海洋土木工学科 武若教授と共同研究を行っている。(平成15年3月〜これまで4回学会で論文発表)
・日本大学工学部建築学科建築化学 第2研究室

Q : 施工実績は?

施工実績をご覧ください。